受験生にとって大学受験での英語の長文問題は配点が高いため、合格を左右する重要な問題。
今回は大学受験合格のため、英語長文のおすすめ問題集を紹介します。
大学受験での英語長文は合格の鍵
受験生にとって英語の長文の勉強はものすごく重要なんだよ!
え!?そうなの?英語と言えば単語帳をやっておけば良いのかと思ってた!
英語の長文問題は、配点が高いため間違えたくない問題です。
もし時間内に終わらなかったり、解釈を間違えてしまったりすると大失点につながります。
そんな英語の長文読解力は、簡単に身につくものではありません。
英語の長文読解力は、英語で勉強する幅広い知識が必要だからです。
例えば、英単語や英熟語、文法など英語の基礎に加え、長文を理解する力や速読術など。
このためまずは英語の基礎が身につけてから、長文問題集にチャレンジしてくださいね。
ちなみに英語の長文の勉強法については、こちらの記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
それでは、大学受験の英語長文のおすすめ問題集を紹介します。
【おすすめ1】長文問題をたくさん解ける「やっておきたい英語長文」
英語の長文問題、数をこなして力をつけたい。解説は少なくても大丈夫。そんな方におすすめなのは「やっておきたい英語長文」です。
英語の基礎がしっかり身につき、演習を徹底的にやりたい人におすすめ!
- 特徴:シンプルで問題数が多い
- 解説:解説は少なく、英文解釈もない
- CD:なし
- レベル:4種類、センター試験から難関私立大学受験まで
- 問題数:多い
やっておきたい英語長文は解説は少ないものの問題数は多いので、徹底的に演習したい人におすすめです。
そしてやっておきたい英語長文の良いところは、問題が厳選されていて良問が多いところです。
文章には重要な英単語がしっかり入っていて、1冊やり込むだけでかなり英語の力がつきます。
ただ解説にはSVOCや英文解釈もないため、英語の基礎がしっかり身についていないと勉強になりません。
このため、分からなかったところは自力で調べる必要があります。
自分で調べないと分からないままで終わってしまい、勉強した意味がなくなってしまうので要注意です。
もし自分で単語や和訳を調べて確認が出来るレベルに達していない人は、解説が丁寧な問題集をおすすめします。
ちなみにやっておきたい英語長文は、レベルは4種類です。
共通テスト対策「やっておきたい英語長文300」
やっておきたい英語長文300は、共通テスト対策レベルです。
始めて長文問題集を解くと言う方や、長文問題に慣れるために問題集を解こうと言う方にはぴったりです。
ただし共通テストレベルだからといって簡単と言うことではなく、問題の文章が短いと言うことなので要注意です。
共通テストレベルでも解説が少ないので、分からないところは自分で調べられるだけの力がついてから解くことをおすすめします。
中堅大学対策「やっておきたい英語長文500」
やっておきたい英語長文500は、中堅大学レベルです。
英語が苦手な方はいきなりこのレベルからスタートすると、ちょっと難しすぎて心が折れてしまうかもしれません。
英語が苦手な方、中堅大学を志望しているもののいきなり解ける自信がない方は、やっておきたい英語長文300から始めることをおすすめします。
マーチ以上の対策「やっておきたい英語長文700」
やっておきたい英語長文700は、マーチ以上の大学レベルです。
難易度も高い分、覚えるくらいやり込むことで、英語の長文問題を解く力はしっかり身に付くでしょう。
出題される問題は、超難関大学で出題された良問で、早稲田や東京大学の問題は比較的解きやすかった年の問題が出題されているようです。
テーマも厳選されていて幅広いテーマの長文に触れられるため、とても良い入試対策になります。
超難関大学の対策「やっておきたい英語長文1000」
やっておきたい英語長文1000は、1000語越えの超長文のある超難関大学レベルです。
問題数は10題ですが、やりごたえのある問題集です。
1000語越えの英語の超長文がある大学を受験するなら、おすすめの1冊です。
長文は時間配分が難しいため、時間を意識しながら勉強してくださいね。
【おすすめ2】少しずつレベルアップできる「英語長文レベル別問題集」
自分のレベルに合った問題集を解きたければ「英語長文レベル別問題集」がおすすめ!
少しずつレベルをあげていきたい、復習で文法までしっかり勉強したい方におすすめ!
- 特徴:自分に合った問題集がみつかる
- 解説:解説は丁寧、全文にSVOCあり
- CD:あり
- レベル:6種類、中学から難関私立大学受験まで
- 問題数:少ない、10〜12問
英語長文レベル別問題集は、中学レベルから難関私立大学レベルまで細かくレベルが別れている問題集です。
自分のレベルに合った問題集を使い勉強がで、徐々に難易度を上げることができます。
このため問題集が難しすぎて絶望したり、簡単すぎて無駄な時間を使ってしまったりすることがありません。
さらに「レベル別問題集」の良いところは、解説がとても丁寧なところです。
全文にSVOCがふられ、和訳もあり、語句リストもあるので、一冊でしっかり復習まで出来ます。
そんな「レベル別問題集」をレベル毎に簡単に紹介します
中学レベル「超基礎編」
「超基礎編」は中学レベルの問題集で、問題数は12問です。
超入門レベルなので、本当に英語が苦手で高校1年生の教科書を読んでも全く分からない方におすすめの問題集です。
この一冊で中学校の英語を総復習できます。
難関大学を受験する方や、ある程度英語が分かる方はもう少し高いレベルからスタートで大丈夫です。
高校の教科書レベル「基礎編」
「基礎編」は高校の教科書レベルの問題集で、問題数は12問です。
学校の授業についていけてない、英語が苦手と感じている方は「基礎」から勉強を始めるといいでしょう。
解説をみながらしっかり復習することで、英語の基礎が身に付きます。
難関大学を受験する方は、次の「標準編」からスタートすると良いですよ。
共通テストレベル「標準編」
「標準編」は共通テストレベルの問題集で、問題数は12問です。
受験対策として英語の長文問題集をやろう、という方はこの「標準編」からスタートすると良いでしょう。
今までのセンター試験の「簡単〜標準」くらいの長文問題を演習することができます。
問題数は少ないですが、解説をみながらしっかり復習することでかなり実力がつくでしょう。
中堅私大レベル「中級編」
「中級編」は中堅私大レベルの問題集で、問題数は12問です。
これまでのセンター試験の長文問題よりやや難しい問題を演習することが出来ます。
このため共通テストで8割以上を目指している方は、「標準編」と「中級編」をしっかりやりこむと良いです。
中堅私大を受験する方は、「中級編」だけでは足りないので「上級編」までしっかりやりこむことをおすすめします。
MARCH・国公立レベル「上級編」
「上級編」はMARCHや国公立レベルの問題集で、問題数は12問です。
問題集は全て私立大学の過去問でできています。
このため完璧になるまでやりこむと、とても実力がつきます。
とは言え私立大学の過去問なので、英単語や英文法の基礎が出来ていない状態で問題集をやってしまうと、全然解けず挫折してしまうかもしれないので注意してくださいね。
超難関大学レベル「難関編」
「難関編」は超難関大学レベルの問題集で、問題数は10問です。
7問は300字程度、3問は1000字程度の超長文問題です。
問題は早稲田・慶應・上智・東大の簡単な過去に出題された試験問題が入っています。
早稲田・慶應・上智・東大の対策にはこの一冊だけでは足りないので、「やっておきたい英語長文700」や「やっておきたい英語長文1000」がおすすめです。
【おすすめ問題集3】丁寧な解説「英語長文ハイパートレーニング」
丁寧な解説付の問題集が良ければ「英語長文ハイパートレーニング」がおすすめ!
丁寧な解説付きの問題集を使いたい、スラッシュリーディングをしたい方におすすめ。
- 特徴:解説がとても丁寧
- 解説:不正解の選択肢にまで説明がある
- CD:あり
- レベル:3種類
- 問題数:少ない(12問)
英語長文ハイパートレーニングは、英語が苦手な方や、徹底的に問題集をやりたい方におすすめの問題集です。
とても解説が丁寧で、全文にSVOCが書いてありもちろん和訳つきです。
そして一番嬉しいのが、間違えた選択肢にもなぜ違うのか解説に載っています。
私は英語がとても苦手で、なぜ間違っているのか分からないことがよくありました。
なぜ間違っているかを調べるのは、とても難しいのです。英語が苦手な人は特に。
なので英語が苦手な人は、1番おすすめです。
また英文を区切りながら読むスラッシュリーディングの練習に、スラッシュがふられているのも特徴的です。
そんな英語長文ハイパートレーニングをレベル毎に紹介します。
基礎を固める「レベル1超基礎編」
超基礎編は、高校入試レベルです。
英単語や英文法を勉強し、長文問題集をはじめるという方におすすめです。
また英語の基礎はしっかり勉強したのに、なかなか英語長文問題が解けない、英語の成績が伸びない方はぜひやってみてください。
英語が得意な方だと、簡単過ぎるかもしれません。
共通テスト満点「レベル2標準編」
共通テストのレベルよりも難しいです。
出てくる熟語や単語が難しいので覚悟してくださいね。
このため共通テストで満点を取りたい、日東駒専を志望している方におすすめです。
気をつけてもらいたいのは、「レベル1超基礎編」と「レベル2標準編」の難易度の差。
「レベル1」が終わったからと軽い気持ちで「レベル2」にとりかかると挫折してしまいます。
「レベル1」を最低3回は問題を解き、単語集で力をつけてから「レベル2」に進むと良いですね。
マーチレベル「レベル3難関編」
「難関編」はマーチレベルの問題集です。
早慶や京大、東大などの超難関大学にチャレンジする方は、「難関編」だけでは足りません。
しかし「難関編」を学習してから「やっておきたい英語長文1000」に進むことをおすすめします。
ハイパートレーニングは解説が丁寧なので、全文しっかり和訳できるまで読み込んでください。
そして音読にも適してい問題集なので、最低でも3回(できれば10回以上)音読を繰り返してください。
ハイパートレーニングで速読の力と、英文を正しく理解する力が鍛えられますよ。
まとめ
今回は大学受験英語の長文おすすめ問題集を紹介しました。簡単にまとめます。
- やっておきたい英語長文は、問題数が多く演習向き。ただし解説はシンプル。
- 英語長文レベル別問題集は、問題数は少なく自分のレベルに合った問題集で勉強出来る。
- 英語長文ハイパートレーニングは、問題数は少ないものの解説が丁寧で問題集の英文を完璧に理解出来る。
自分に合った問題集を使って、英語長文を勉強しよう。