大学受験勉強をしようと思っても、そもそも志望大学なんて決まっていない。という人も多いですよね
しかし、志望校やその学部を早めに調べて決めておくことはとても重要なのです。
そこで今回は、大学受験勉強をする上で早めに志望校を決める重要性について紹介します。
大学受験勉強を本格化する前に志望校を調べる重要性
大学受験勉強なんてやりたくないよー。
受験勉強はやりたくないよね。そもそも志望校って決まってる?
3年生の秋くらいに決めたら良いんじゃないの!?
ムムム!!それだと遅いよ!なるべく早く決めないと。
受験勉強を始めている皆さん。志望校は決まっていますか?
決まっていない方は、なるべく早く志望校を決めてください。
志望校を決めるのが遅くなってしまうと、行きたい大学に合格することがとても難しくなってしまいます。
志望校は大学受験勉強を始める前に調べて欲しいくらいです。
なので大学受験勉強を始めたら、すぐに調べ始めてくださいね。もちろん行きたい学部や学科もです。
でもどうして志望校をそんなに早く決めなきゃいけないの?
それはね、受験する大学や学部によって勉強しなければならない教科もその範囲も全然違ってくるからだよ。
なるほど!志望校を決めなければ、何を勉強したら良いのか決まらないってことね。
そうなんです。志望校を決めなければ、勉強する教科も範囲も決まらないのです。
例えば苦手な数学に時間をかけて勉強しても、受験大学の試験に数学がなければ無駄になってしまいます。
受験は勉強できる時間が限られているため、効率良く勉強しなければ行きたい大学に合格出来ません。
そのためにも早く志望校を決める必要があるのです。
とは言え成績の伸び具合で志望校はかわってきますよね。
なので目標とする志望校だけでなく、滑り止めの私立大学など、受験する可能性のありそうな大学も早めに調べておくと良いですね。
ちなみに受験合格のためには志望校を早めに決めておくことも大事ですが、計画をしっかり立てることも大事です。計画の立て方についてはこちらの記事で紹介しています。
志望大学・学部・学科の選び方
志望校を早めに決めた方が良いってことは分かったけど、どうやって決めたら良いんだ?
やっぱりフィーリングじゃない。
フィーリングも大事だけど、大学でどんな学生生活を送りたいか、大学卒業後どんなことをやりたいかをしっかり考えて決めるといいよ。
受験勉強が忙しく志望校について調べている時間なんてない。大学で何をやるかイメージがつかないから、どこにいきたいかよく分からない。なんて方も多いと思います。
しかし、しっかり自分の将来について考えて大学や学部を決めなければ、せっかく大学に受かっても後悔する結果になってしまいます。
なぜなら大学や学部、学科によって授業で勉強する内容が変わってきます。さらに就職先は大学や学部、学科に大きく影響します。
大学に入る前は、数学が好きだから、先輩が行っているから、キャンパスが都心に近いから、なんて理由で大学を選んでしまうかもしれません。
ただ大学合格はゴールではありません。
大学は将来やりたいことをやるための、通り道なのです。
自分自身でやりたいことが決まっていない人は、まず仕事について少し調べてみてください。
自分がどんな仕事をやりたいのか。何になりたいのか。落ち着いて考えてみてください。
やりたい仕事を決め、その仕事に必要な勉強が出来る大学や学部を選んでください。
例えば学校の先生になりたいと言う人は、教育学部に行くことを私はオススメします。
私は理学部を卒業していますが、私の大学では授業を選べば教員免許を取得出来ました。つまり理学部を出ても、学校の先生になることはできます。
しかし理学部は、研究するための基礎を学ぶための授業がメインです。学校の先生になるための授業は最低限となります。
教員採用試験を受ける人は少ないため、情報も少なく試験対策も自分でやらなければなりません。
このため理学部では、教育学部に比べ学校の先生になるためのハードルが高いのです。
つまり何が言いたいのかと言うと「将来何になりたいか」を考え、大学でそのための勉強が出来るところを選ぶことが大事ということです。
そして大学を調べ志望校が決まれば受験勉強ですね。合格のためにどのくらい勉強したら良いのか気になりますよね。こちらの記事で紹介しているので、見てみてください。
そもそも大学ってどんなところ?
大学ってどんなところなんだろう。
先輩が自由だーって言っていたわ。バイトもやり放題だって。
大学や学部、学科によって違うけど、自分で時間割を作って、授業にでる。花ちゃんの言うとおり自由だね。
大学は高校までと大きく違い、一言で言うなら自由です。
高校までと大きく違うのは、自分たちの教室がないと言うことです。(学校や学科によってはあるところもあります。)
さらに絶対に必修科目以外は自分で好きに授業を選べ、時間割を自由に作れるところです。
私の場合は大学3年生の前期までに卒業に必要な授業をほとんどとり、大学3年生後期以降は授業は必修科目だけでした。
このように授業を上手に選ぶことで、アルバイトや勉強、部活などをすることができます。
ただし学校や学科によっては、実験や授業が大変でアルバイトをしている時間なんてない!!と言うこともありますよ。
逆に隙でアルバイトばかりした。と言う人もいます。
入学した大学や学部、学科によって全然ちがいます。
そんな自由な時間を過ごせる大学ですが、成績が悪ければ進級出来なかったり、卒業出来なかったりするので要注意です。
学部や学科とは何?その違いは?
大学はなんとなく分かったけど、学部や学科って何?
学部はざっくり分けたもの、学科は学部をさらに専門分野で分けたものだよ。
ちょっとピンと来ないと思うので、具体的に私が卒業したのは学部と学科の話をします。
私が卒業したのは理学部物理学科でした。理学部では、研究の基礎を勉強します。
その理学部は、物理学科・化学科・数学科・情報科学科・地球惑星科という学科に分けられ、学科によって勉強する内容が異なりました。
学科は名前でなんとなく分かるかもしれませんが、
- 物理学科は物理の勉強
- 化学科は化学の勉強
- 数学科は数学の勉強
- 情報科学科はプログラミングの勉強
- 地球惑星科は地学の勉強
をします。
学部は大学によって異なり、理学部の他に工学部、医学部、法学部、文学部など様々なものがあります。
学科は学部をさらに細かく分けたものなので、1つの大学でもびっくりするくらい色々あります。
私立大学などでは、物理学科と言うだけで基礎物理学科、応用物理学科、情報物理学科などなど色々あり、理学部にも工学部にもあったりします。
私が受験生のときは、学科の名前だけでは違いが全く分からなかったよ。
学科の名前が似ていても勉強する内容が全く違うと言うこともあるので、何を勉強するのか受験前に調べておくことをおすすめします。
調べてもわからなければ、オープンキャンパスに行って聞いてみてください。
折角受験を頑張って入学したのに、思っていたのと違う!なんてことがないようにしましょうね。
まとめ
今回は志望校を早く決めることの大切さについて説明しました。内容について簡単にまとめます。
- 志望校は早めに決め、勉強する教科を決めることが重要
- 志望校は将来やりたい仕事から考えて決めるべし
- 大学は時間割を自分で決められ、時間の使い方は高校とは大きく違う
- 学部は大まかに勉強する内容を分けたもの、学科はさらに細かく専門分野で分けたもの
受験勉強はとても大変かもしれませんが、志望校は今後の進路に大きく影響してくるのでしっかり考えてください。