学校の授業だけではなかなか身につかない英語のリスニング。しかし大学受験、TOEIC、ビジネス、旅行など、英語のリスニングはこれからどんどん必要になってきます
そこで今回は、英語のリスニングの勉強法についてご紹介します。
英文を理解する力をつける
よっしゃ!英語のリスニングを勉強するために映画でもみようかな!
ちょっと待ったー。英語の基礎は身についているかな?
英語リスニングの勉強を始める前に英語の基礎知識身についていますか?
いくら流れてきた英文を正しく聞き取れたとしても、英文を理解できなければ意味がありません。
英文を見て正しく和訳出来ない場合は、英語の基礎が出来ていない証拠です。
まずは、英単語や文法の勉強をしてくださいね。
英文をみてスラスラ読めなければ、英単語と文法の勉強をしよう。
時間がないからと言って、基礎が出来ていない状態でリスニングの勉強をしても上達しません。
どうしても時間がないという方は、リスニングの勉強と同時進行で英単語と文法の勉強をしてください。
英単語と文法の勉強方法は、こちらの記事で紹介しているので参考にしてみてください。
リスニング問題を解く力をつける
センター試験に英語のリスニングあるんだよなー。どうやって勉強したらいいんだ?
リスニング問題を解き方を覚えて練習をするといいよ。
センター試験や大学2次試験、TOEICのリスニング対策には、リスニングの解き方を覚え繰り返し練習してください。
リスニングの解き方。それはズバリ、リスニングが流れる前に問題と選択肢を全て読み、リスニングを聞きながら問題を解くのです。
リスニング問題は、リスニングが流れる前に問題をみておこう。
具体的に説明すると、リスニング問題は普通の人はこんな流れで解いていると思います。
- 英文を聞く
- 問題冊子に書いてある問題を読む
- 答えを選んで解答用紙に書く
これを、先に問題と選択肢を読むようにしてください。
- 問題冊子に書いてある問題と選択肢を読む
- 英文を聞く
- 答えを選んで解答用紙に書く
なぜ問題を先に読むのかと言うと、問題を先に読むことで何を重点的に聞けば良いか分かるからです。
簡単な問題なら英文の意味が分からなくても解けてしまいます。
例えば、選択肢にこの3つがあったとしましょう。
- Yes I am.
- I study English.
- He studies English.
会話の問題で「Are you〜」と流れてきたら、解答は「1」ですよね。「What do you〜」と流れてきたら解答は「2」ですよね。
この場合、最初になんて言っているかを聞くだけで問題を解くことができます。
選択肢に時間が書いてあれば、時間を気にして聞けば良いですよね。
長文のリスニングでも先に問題文と選択肢を読むことで、リスニングを聞く前にどんな内容なのか大まかに分かります。
このようにリスニングの試験では、問題が流れる前に問題文と選択肢を先に読むだけで得点アップにつながります。
とは言え、問題文と選択肢をリスニングが始まる前にざっと読んで、重要なところを重点的に聞けるようになるには練習が必要です。
そのため英語の基礎が出来ている方は、問題集や過去問を使い問題を解く練習をしてください。
英文を聞き取る力をつける
私は留学もしたいし、もっとリスニング力をアップさせたいわ。
それなら英文を正確に聞き取る勉強をしてね。
リスニングで大事なのは、流れてきた英文を正しく聞き取る力です。
超難関大学に受験する方や留学、仕事でバリバリ英語を使うと言う方は、正確に英文を聞き取る力が必要です。
この英文を正しく聞き取る力をアップさせるための勉強はどうしたらよいのか。
ズバリ、リスニンで聞いた英文を1文1文声に出して言ってください。
声に出すではなく紙に書き起こすでも良いです。
紙に書くと時間がかかるので、私は声に出して言う方がおすすめです。
聞いた英文を声に出して言ってみよう。もしくは、紙に書こう。
さて、さらっと言いましたが結構難しいです。いきなり出来てしまう人は、かなり英語の実力がある方です。
そもそも英文を正しく聞き取ることは、英単語や英文法をたくさん知っていても難しいのです。
実際に英文を聞いたことがある人は分かると思いますが、リスニングは習った英単語をそのまま発音してくれないんです。
例えば「a lot of」は、「ア ロット オブ」と覚えた人が多いと思います。
しかしリスニング問題では、まるで1単語のようなスピードで「アラドブ」と聞こえてきます。
そう。英語は単語を1つずつ丁寧に発音せず、複数の単語はくっつけて発音するのです。
聞いた英文を声に出して言ってみて、しっかり言えないところは聞き取れていないところです。
1文聞いたら、声に出して言う。分からなかったところは、リスニングで流れてきた英文の原稿をみて確認する。
これを繰り返し勉強しましょう。
参考書を1冊完璧に聞き取れるようになったら、かなりの実力がつきます。
リスニングにおすすめの参考書をこちらの記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
英語リスニング勉強のコツ1
よし。参考書やるぞー。
リスニングの勉強をするときのコツがあるよ。
リスニングの勉強するときに重要なこと。
勉強する参考書や問題集は最低でも3回は繰り返し勉強してください。
リスニングや英語が苦手な人は、5回繰り返し勉強してください。
参考書や問題集は最低でも3回繰り返し勉強しよう。
絶対に3回終わっていない状態で他の参考書や問題集を勉強し始めてはいけませんよ。
浮気は禁物。
3回終わっていない状態で他の参考書や問題集を勉強し始めてしまうと、これまでの勉強時間が無駄になってしまいます。
参考書や問題集を3回は勉強することで参考書や問題集の内容がしっかり定着し、リスニング力がグググググーっとアップします。
必ず繰り返し学習してくださいね。
英語リスニング勉強のコツ2
さぁ勉強を始めるわー!
おっと。計画は立てたかな。
リスニングをしっかり上達させるコツは、参考書や問題集を勉強し始める前に計画を立てることです。
がむしゃらに始めても、正直最後まで終わりませんよ。つまり、リスニング力が身につきません。
計画を立てるとはどういうことかと言うと、いつまでに終わらせるか、毎日どのくらい進めるかを決めると言うことです。
例えば3ヶ月でリスニング力をアップさせたい。問題集は90ページあり、3ヶ月で3回繰り返すとしましょう。
この場合毎日3ページずつ勉強することで、1ヶ月で1回終わります。そうしたら、3ヶ月で3回終わります。
このようにいつまでに何回やるかを考え、毎日どのくらい勉強したら良いかを決めてくださいね。
ちなみに受験勉強は、計画をしっかり立てなければ合格なんて不可能です。こちらの記事で詳しく計画の立て方を紹介しているので参考にしてみて下さい。
まとめ
今回は英語リスニングの勉強法を紹介しました。簡単にまとめますね。
- 英語リスニングには英語の基礎知識が必要
- リスニング問題は問題と選択肢を先に読んでから解く
- リスニングを正確に聞き取るためには、聞いた英文を1文1文声に出して言う
- 勉強する参考書や問題集は最低でも3回やる
- 勉強を始める前に計画を立てる
英語リスニングの勉強はついつい後回しになりがちなので、他の受験生と点数差がつきやすい科目です。
しっかり実力をつけて受験に挑んでください。